他には無い斬新なボディーデザインを継承し続けているRICOHのポリシーには好感を持てますが、ここはハッキリと好みが分かれる所だと思います。でも、実際に手に取り色々といじってみないと分からないことも多く、現物を見て好きになりました。■良いと感じたところ①横長で中央の上下がやや凹んでいるおかげで、片手でしっかりと握ることができます。本体カラーに合わせたアルミプレートのワンポイントも全体を引き締めてくれています。②グリップの滑り止めにラバーのような素材を使用せず、その代りに表面に凸凹がデザインされています。グリップ性が高く水に濡れても滑りにくく、他メーカーの防水カメラよりも持ちやすいです。③WG-40から現行のWG-80までほぼ同じデザインで、機能や性能の変更点も少ないので、旧モデルでも古さを感じることなく、お得に購入できます。④最近のデジカメでは無い機能だと思いますが、本体の内蔵メモリーはSDカードを入れ忘れた過去の経験からも非常に有難いです。■不満と感じたところ①他の方のレビューにもありますが、やはりシャッターボタンが押しにくいです。ボタンの押し込みがやや固く半押しから完全に押し込むまでのストロークも長いので指先に力が入ってしまいます。注意していても手振れを起こし易く手振れ補正の効果も少ないです。②撮影モードに関係なくLEDライトを点灯できるようにカスタム設定出来たら良かったです。③とにかく各ボタンが小さく操作をするときに押しづらいです。一般的な男性の手や指のサイズであれば指先では無く爪先での操作が必然です。④基本的に動体物を撮影しないのでレリーズ速度が遅くても特に気になることはありません。ただ、記録用としては問題ないと思いますが高感度(800以上)の夜間撮影ではノイズが多い印象です。個人的にはほぼ満足できる製品で使用用途をよく考えてから購入すれば後悔することも無いと思います。